たとえその身がくち果てゆけども、変わらぬ心の美しさ。身につけたるは…

行動選択の理由付け

小見出しテストを兼ねつつ。

自軍パーティ:ガブリアス ヒードラン クレセリア トルネロス ブルンゲル バンギラス
相手パーティ:ラティアス シャンデラ カイリュー ローブシン ドータクン ジバコイル

初手
自軍:トルネロス ヒードラン クレセリア (バンギラス
相手:ローブシン ドータクン シャンデラ (不明)

自軍構成は前日の記事参照。相手の詳細な構成に関しては不明とする。

相手側パーティは先日の週末大会優勝構築を参照させていただいてます。
こういった状況の初手でどういう行動を取っていくべきなのかという内容です。貴方ならどのような根拠を持ってどう動きますか?
解説は続きから。


所詮は初手の択なので正解が明確にあるわけではないですが今回は私の場合ということで。
ちなみに選出はかなり有利目な状況です。ジバコ選出されると五分程度になるはず。

とりあえず初手の行動を決めるに当たってはプレイの方針を決めることがまず上げられると思います。プレイの方針というのはすなわち勝ちのビジョン、全抜きをするための最終的な構図であったり対面であったりを考えておくということです。選出段階でおよその目星は付けて選出するのですが、相手の選出を見てとりあえずの方向性を確定させ、それに向けてゲームを進めていきます。プレイの方針を決定することにより、自ずと温存するべきポケモンやアイテムが明確化されるため、これを行動の根拠として材料にしていきます。
今回の場合ですが、ヒードランを溜め込む方針でプレイします。ヒードランで積む相手が多く、また相手側のポケモンで終盤まで残る可能性のあるドータクンに対して優位をとれるからです。ドータクンシャンデラの突破を早々にクリアできた場合はクレセリアを溜め込む方針にシフトできますが、初手はヒードランの温存を前提に行動を決定していきます。

これを踏まえた上で次にするべきことは相手が起こしうる可能性のあるアクションを片っぱしから洗っていくことです。こちらに対してアドバンテージを得ることのできる可能性のある行動は全て挙げていきます。細い択、筋であってもアドバンテージを得ることができる可能性がある以上は考えていきます。逆に言うとアドバンテージを得られない行動に関しては考慮する必要がありません。当たり前ですが、基本的にはこちらのアドバンテージになるからです。
さて、今回の場合についても挙げてみましょう。その技が有効なこちらのアクションについても書きだしておきます。

α.ローブシン行動
1-ビルドアップ→ヒードラントルネロス身代わり、クレセリア
2-ドレインパンチヒードラン

β.ドータクン行動
1-サイコキネシスサイコショック、ジャイロボール→トルネロス
2-瞑想→トルネロスクレセリア
3-トリックルームトルネロスクレセリア

γ.シャンデラ行動
1-シャドーボールクレセリア
備考:スカーフの可能性有り

初手に関しては相手の情報が全くと言っていいほど無いため、考慮すべき行動が多めに有ります。今回、ドータクン地震シャンデラのめざ地面などはヒードランが風船であるため初手では考慮する必要がありません。
これらの行動に対して有効なこちらのアクションも挙げて行きましょう。

α1-トルネロスクロバット
 2-トルネロスクレセリア

β1-ヒードラン
 2-ヒードラン

γ1-トルネロスクロバットヒードラン

こう挙げてみるとクレセリアにアクションを起こさせるメリットが非常に薄いことが分かってきます。一応瞑想で展開していくことも考えられますがこの初手でその展開を選択する必要があるかというと正直怪しげです。それに加えて今回は、途中の択でヒードランの溜め込みが不可能になる可能性があり、後ろに控えていることが予測されるカイリューに対してのストップカードを失う可能性があるため予防線ということでクレセリアも温存したいところです。途中でクレセリア中心の展開にシフトする可能性もありますしね。

こうなるとヒードラントルネロスのどちらかでアクションを起こしていくことになります。こうなると始めにヒードランを温存することにしているため、トルネロスを動かしていくという筋が濃厚となります。アクロバットが直接アドバンテージになる対象が2体もいるので技の選択はアクロバットが妥当でしょう。

最後にこの行動を検討し直します。
この行動で択を外した際にどのような不利益が生じるかを再度考えなおすのです。今回択を外す対象はドータクンのみ。
β1の場合ですが、サイコショックサイコキネシスであれば大したダメージ量にはなりません。シャンデラのスカーフシャドーボールの射程内となる可能性がありますが、ヒードランに加えてバンギラスも選出しているためリカバリが可能な範囲であるはずです。ジャイロボールの場合は最悪ワンキられる可能性もありますが最悪のケースとしてトルネロスを落とされても全てのポケモンに対しての解答は残されているため負けに直結という形にはなりません。
β2の場合、瞑想で耐久が上がり処理が面倒になります。が、後発のバンギラスで打撃方面での解答に加え、ヒードランの挑発でその後の展開の阻害や、クレセリアの晴れからの突破などの筋があるためリカバリは可能です。
β3は展開を考えなおす必要がありますが、クレセリアトルネロスで容易にターン稼ぎと切り返しが行えるのでそこまでつらくはないはずです。
これに加えて択が通った場合の展開についても考えます。
αでローブシンに通ればヒードラン中心の展開でおよそ勝利が可能。
γでシャンデラに通れば、クレセリアの突破ソースを希薄にすることでクレセリア中心の展開で優位を奪える。
検討した結果、トルネロスのアクロバットはおよそ行動をするに辺り必要な条件を満たしていると言えます。

よって私の解答はトルネロスのアクロバット

となります。
ちなみに他にもヒードランの身代わりとかも割りと強めの筋ですね。記事内容的に映えるのでこっちを取り上げましたけど(

初めに書いたとおり今回はあくまで私の場合なのでみなさんも考えてみてください。