大正義オフ使用パーティ

久しぶりの更新になります。
先日行われた全国ダブルのチーム戦オフ、大正義オフに参加してきました。

チーム名:おむうのアトリエ
メンバー:ぐれい(僕)、にの(@Nino_ykr)、YT(@YTPPSR)
僕以外の二人は4,5世代の頃から数多くの実績を残しているメンバーであり、足を引っ張らない為にもオフの2ヶ月近く前からパーティの調整や立ち回りの考察などの準備をして臨むことになりました。ダブル初心者で右も左も分からない僕にプレイや構築を叩き込んでくれたにのさんには本当に感謝です。

結果は個人予選8-0、チーム7-1でのブロック1位通過から、決勝トーナメント二回戦で個人負けのチーム負けで敗退しベスト8でした。

■使用構築

ポケモン 持ち物 特性
ガルーラ ガルーラナイト 捨て身タックル けたぐり 冷凍パンチ 守る 肝っ玉
化身ボルトロス オボンの実 10万ボルト めざめるパワー氷 電磁波 挑発 悪戯心
霊獣ランドロス 拘りスカーフ 岩雪崩 地震 チカラ はたき落とす 威嚇
エンテイ 突撃チョッキ 聖なる炎 神速 地ならし ストーンエッジ プレッシャー
ニンヒヒ 拘り眼鏡 ハイパーボイス サイコショック めざめるパワー地面 寝言 フェアリースキン
モロバレル オッカの実 ギガドレイン めざめるパワー地面 キノコの胞子 怒りの粉 再生力

先日僕がMDCに参加したときにも調整段階のこの構築を持込み、準優勝という成績を収めることができました。その時はニンフィアギルガルド@残飯で使用していました。
また、のじオフで2位だったときの構築はニンフィアモロバレルギルガルド@残飯トリトドン@ゴツメでした。

・ガルーラ
あまり見ない型だと思っていましたが決勝トーナメント2回戦であたったチームも似た型を使用していたようです。猫スタートして強いパターンよりもガルーラが守れることにより終盤まで残ってくれることの方が強いと判断して猫騙しは切りました。冷凍パンチはランドロスの処理速度がスタンミラーにおける有利不利を決定づけるファクターであると考え採用しました。加えて特性親子愛により二割近い確率で氷状態を引けるのは魅力的で、実際予選1回戦はそれで勝ちを拾いました。

ボルトロス
5世代後期のローテーションバトルで流行っていた図太いHBボルトロスです。
捨て身タックルや岩雪崩の前でも複数回動いていけるのが強みです。猫騙しを集めやすいため元はゴツゴツメットでの使用を考えていましたが、岩雪崩を初めとした非接触技での処理を選択してくるパーティも多かったため確実な発動が見込めるオボンにしました。ランドロス程度の岩雪崩であれば威嚇込みでダメージが25%前後しか入らない脅威の耐久。

ランドロス
はたき落とすはMDC決勝で使われて強かったので入れました。ストーンエッジを打ちたい盤面も多かったです。

エンテイ
この型が一番強いと思ってましたが色々なエンテイと遭遇して他の型も強そうに見えてきました。

・ニンヒヒ
かなり耐久に割いている個体を採用しています。ガルーラの前でもハイパーボイスを打てるのが強いです。

モロバレル
めざめるパワー地面は無いとモロバレルの入った噴火ヒードランスイッチがどうしてもつらかったため採用しました。5割程度しか削ることが出来ませんがトリル下でヒードランの上を取れるモロバレルが打点を持てるのが強みです。ギルガルドの身代わりに対しても打てます。

パーティは殆どにのさんに考えてもらいました。
原型はにのさんが先日のアリーナオフで準優勝したときに使用した構築です。ひたすら対戦数をこなし、チューンしていくというスタイルで調整を続けた結果現在の形に落ち着きました。常に形が変動を続けていたため、今後も使い続ければ新たにベストな形が現れてくるのではないかと思います。
また、僕が使用した形以外にもいくつか候補があり、それらをにのさんと多田が使用しました。どちらも今回高い勝率を叩き出すことが出来たので原型の優秀さを実感します。この型もかなりの運に恵まれた(謙遜とかではなく)ものの予選決勝合わせて9勝1敗という戦績を出せているため完成度はとても高いと思います。


チームを組んでくれた二人、個体の提供や助言をしてくれたおむうさん、りむさん、じす、いんぷは本当にありがとう。
また、あのような大規模なオフを開催してくださった運営のみなさんはありがとうございました。

にのさんのパーティ:おむうグッドスタッフ - ふきだまり
多田のパーティ:【全国ダブル】大正義オフ・レート使用構築(ベスト8)-ガルーラゲンガーダブルメガ- - YT KY KYT

チーム戦使用パーティ

先日行われたローテーションバトルのチーム戦に参加してきました。

■使用パーティ

ポケモン 持ち物 特性
クレセリア ラムの実 サイコキネシス めざめるパワー炎 冷凍ビーム トリックルーム 浮遊
ローブシン 命の珠 アームハンマー 冷凍パンチ 雷パンチ マッハパンチ 鉄の拳
ガブリアス 拘り鉢巻 逆鱗 ダブルチョップ 地震 炎の牙 砂隠れ
スイクン ソクノの実 波乗り 冷凍ビーム 絶対零度 追い風 プレッシャー
ナットレイ 食べ残し パワーウィップ ジャイロボール 宿り木の種 身代わり 鉄の棘
ボルトロス 電気のジュエル 10万ボルト めざめるパワー氷 電磁波 身代わり 悪戯心

しばらく前に開催された東京大学ゲーム研究会オフの際にオオノボリに相談されたパーティをそのまま借りて僕好みに組み替えた内容です。
基本的な構造はローブシンエースのトリックルームパーティですが、全体の種族値を高めに設定してあるため平場でもそれなりに戦いやすく、加えて追い風や電磁波を利用した勝ち筋もねらうことが出来るため、状況に合わせてそれらを選択していくスイッチ系のパーティになります。

キノガッサ雨はトリパに薄そうだしモロバレルいないから雨にはトリパでいけると思って組んだのですがナットレイに迎撃されました。
トリパギミックは主に対雨意識で組み上げてその他は全体にキノガッサとか意識しつつ汎用性高そうな感じに組んでます。

トリルナットレイは対壁とか霰とかロスターンあって身代わり置きやすい相手に強めだと思います。

困ったら電磁波びりびり零度ばきゅーん。

ホントはブログ用にいろいろメモしてあったんですがえばーのーとのパスワード無くしたのでここまで。

対戦ログはメモ取り忘れたのでないです。

結果は予選個人2-1チーム2-1で1位で勝ち上がり。
決勝トーナメント1回戦で個人負けチーム負けで敗退。ベスト4でした。
組んでくれたみーたろさんとながまささんはありがとう。


http://ameblo.jp/ninonononono/
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北斗杯KP考察1

Heitoさん主催の北斗杯のKPの考察。
構築固定で数戦戦う為のパーティの被りポイントが集計されている為、週末大会よりも質の良いデータが取れていると思います。
定期大会である週末大会は手軽に参加できることが良いところなのですが、それ故完成度が低めであったり環境などを考慮しない構築の持ち込みもし易く、大会一度のKPで環境を考察するのは難しいため、今回のように調整された構築が多く持ち込まれるような大会のデータは非常に重宝します。(勿論週末大会のKPも考察の材料としては重宝させていただいております)
未だ大会自体は終わっていないためそちらの動向も興味深いところなのですが、折角ブログの題材としていいものが転がっていたので先取りして扱わせて貰うことにしました。
予め断わっておきますが、パーティは未公開状態であった為KPのみを見た分析となっております。後々そちらを確認の上修正を行うかもしれません。

前置きはここまでにしておいて本題に入っていこうと思います。
題材となるKPはこちらです。
弱虫
主催のHeitoさんにお借りしました。ありがとうございます。

先ず、主要なタイプの内訳から細かく噛み砕いて考えていきます。
今回主要なタイプとして挙げるのは『ドラゴン』『かくとう』『でんき』『はがね』の4タイプです。複合タイプのポケモンに対しては複数回扱います。

・ドラゴンタイプ

ラティオス 12 32.43%
ガブリアス 12 32.43%
カイリュー 9 24.32%
キングドラ 4 10.81%
サザンドラ 3 8.11%
ラティアス 3 8.11%
オノノクス 2 5.41%

全体のポケモン数の20%越えの驚異的な採用率です。
中でもラティオスガブリアスカイリューの3体の数が目立ちます。

ラティオス(アス)は同タイプ、格闘タイプ、電気タイプと現在主流の3タイプに対して強く出ていける為納得の採用率トップです。特にBW2以降解禁され猛威を奮っているキノガッサボルトロスに対してのカードとなる点は見逃せません。種族値の高さやタイプ構成などどれをとってもピカイチなポケモンであるためあらゆる構築に採用し易く、個人的にはむしろ少ないぐらいに感じます。

次点でガブリアス。このポケモンも同タイプに比較的強く、加えて一貫し易い電気タイプを完全にシャットダウンできるという強力な特性を持つためこの位置につけているのは納得でしょう。エースとして強力なポケモンであると同時に、パーティの方針に合わせてアイテムスロットの変更で柔軟な選択肢になれるという点も採用率の高さの一因であると考えます。個人的に鉢巻の採用でラティオスと同様にキノガッサFCボルトロスに対して強く出ていけるという点に最近は注目しています。

上位2体に一歩遅れる形で着けているカイリューもこの位置が妥当でしょう。BW以前ではガブラティを越える採用率を誇った時期もあったのですがキノガッサやFCボルトロスのように積み等のタイムロス無しにアドバンテージを叩き出すポケモンが増加したため、積みを前提とするカイリューエースの構築は不利を強いられる場面が増えたと個人的には考えています。要カイリュー構築は(ガブリアスラティオスと比べて)カイリュー自身に明確に役割を持たせる構築ではない為、周りに掛かる負荷が重く元々窮屈であった構築が更に窮屈になったのがその一因です。
前環境でも繊細な構築作りが求められたカイリューですが、現環境ではその傾向が更に強くなっているのでシェアが下がるのも無理のないことです。

キングドラに関しては天候構築の項を後々設ける予定なのでそちらで触れたいと思います。
その他のポケモンに関しては割愛。思っていたより多かったのですが誤差の範囲ということで勘弁してください。

・格闘タイプ

キノガッサ 12 32.43%
テラキオン 5 13.51%
コバルオン 4 10.81%
ローブシン 4 10.81%
カイリキー 3 8.11%
バシャーモ 2 5.41%
コジョンド 1 2.70%

個人的に現環境の鍵を握っていると考えているタイプです。圧倒的なキノガッサのシェアが目立ちます。

ドラゴンタイプの項でも触れたのですがこのポケモンがリリースされたことによる影響は大変大きく、そのことにより前環境以前より存在した多くの構築が形を変えることを余儀なくさせられました。高威力の先制技による全抜きを見据えた動きと、通ればポケモンを1体半機能停止に追い込むことのできる催眠技の2つの選択肢を手軽にチョイスできるという点が魅力であり、厄介なポケモンです。先制催眠であるため一見厄介で無いように見えるキノコの胞子も2ターン以降の眠りが継続してしまうとさあ大変。横やキノガッサ自身の行動を通されてしまうとあっというまに暴力的なアドバンテージを稼がれ負けに追い込まれてしまいます。
最善とは言えない手であっても取り敢えずのアクションがアドバンテージに繋がってしまう可能性を秘めているのが本当に厄介で、使う側に回るのがベターであるとも言える為この採用数は納得です。
個人的には現環境においてはキノガッサに先制できるSであるというだけで一定の価値があるというレベルだと思います。
その為、スカーフカイリキーの数はもう少し伸びても不思議ではなかったかなという印象です。襷キノガッサを一方的に抑え込める可能性を持った同タイプというのは非常に貴重であり、需要が高い格闘タイプにおいてそういった特性を持つスカーフカイリキーの評価はもう少し高くあるべきと考えます。
コバルオンテラキオンに関しては正直よく分からないです。高いSと一致120のメインウェポンは確かに魅力的でタイプ構成も優秀である為、手なりで採用された構築が多いのかなぐらいの印象です。
新たな特性がリリースされたにも関わらずローブシンがこの位置なのは前述のキノガッサの存在が大きいですね。トリックルームを絡める構築は全般厳しくなってしまったと思います。
バシャーモは正直あんま強くないと思うので入手難易度込みでこんなもんでしょう。

・電気タイプ

FCボルトロス 13 35.14%
ボルトロス 7 18.92%
ライコウ 4 10.81%
サンダー 4 10.81%
ジバコイル 2 5.41%


格闘タイプに続き、BW2以降で大きくシェアが入れ替わったタイプです。前環境でもタイプ内での熾烈なシェア争いが繰り広げられたタイプですが、BW2でリリースされたFCボルトロスにより再び大きな変化を迎えることになりました。
そして、同タイプに対するメタ性能を持つ特性と145もの高いC種族値で今大会におけるKPトップに立っています。このように大きなシェアを占めるに至った理由を説明するのは簡単で、前文に記した同タイプに対する性能と高いCによるビート性能が主な要因であると考えます。
元々電気タイプはサブウェポンに恵まれず、複合タイプを得たポケモンにおいても同様です。よってメインウェポンの価値が必然的に高くなり、それ以前にメインウェポンの一貫性の取りやすさや厄介な水タイプに対するメタとしての価値を期待されての採用が主でした。そのメインウェポンが同タイプで完全にシャットアウトされてしまうのは本当に辛く、採用する側に回らないことに理由を捜さなければならないレベルです。また、複合タイプの飛行がキノガッサへの対抗手段となるという点も見逃せず、それも採用率の高さを裏付けています。
Cの高さもエースとしての役割に期待するのに十分であり、少し趣が違うものの前環境におけるカイリュー的な立ち位置を獲得してるように思います。

KP次点に立ったのは同種族であるボルトロス。対キノガッサの性能を評価された部分が大きいと考えられます。加えて多くのポケモンにSの有利をとれる111であり、めざめるパワー氷の使い易さが個人的には評価が高いです。納得のKPだと思います。

ライコウサンダーは割愛。これらを採用する理由があるパーティだったんでしょう。

ジバコイルは前環境と比較して見るも無残に減ってしまいました。雨でのシェアはボルトロスに奪われ、加えて拘り電気を打ちづらくされたのでは仕方ないです。元々ガブリアスさえ処理すれば優位に立てるような相手が多かったため採用されやすかったポケモンな訳ですが、もう1枠有利に立てるようなポケモンが増えてしまうとどうにも厳しいです。

今回はここまでにしておきます。
次回はがねタイプ、その他のポケモン、天候構築について書く予定です。

ボルトカイリキー

ボルトロス

ポケモン 持ち物 特性
ボルトロス 電気のジュエル 10万ボルト めざめるパワー氷 身代わり 電磁波 悪戯心
カイリキー 拘りスカーフ 爆裂パンチ 冷凍パンチ バレットパンチ しっぺ返し ノーガード
ヒードラン 風船 大文字 龍の波動 大智の力 身代わり 貰い火
ハッサム 命の珠 虫喰い バレットパンチ 瓦割り 剣の舞 テクニシャン
カイリュー ドラゴンジュエル 逆鱗 ドラゴンクロー 神速 龍の舞 マルチスケイル
クレセリア オボンの実 サイコキネシス 冷凍ビーム 電磁波 日本晴れ 浮遊

全体的にキノガッサを嫌っているような雰囲気を醸し出す構築。
格闘ミラーが割と重要だと思うのでそこで不利になりづらいカイリキー。
バンギラスは重いぐらいでちょうどいいんじゃないでしょうか。

ガブスイクンドリ

ポケモン 持ち物 特性
ガブリアス 拘り鉢巻 逆鱗 地震 ダブルチョップ ドラゴンクロー 砂隠れ
スイクン ソクノの実 波乗り 追い風 凍える風 めざめるパワー炎 プレッシャー
ドリュウズ 拘りスカーフ 地震 岩雪崩 角ドリル シザークロス 型破り
ラティオス 命の珠 流星群 竜の波動 波乗り サイコショック 浮遊
ハッサム オボンの実 虫喰い バレットパンチ 瓦割り 剣の舞 テクニシャン
クレセリア 食べ残し 凍える風 めざめるパワー炎 トリックルーム 日本晴れ 浮遊

BW1環境から存在したガブリアススイクンに新要素のドリュウズを組み込んだ形。水ロトム、カイリキー、ハッサムバンギラス辺りのいずれかに耐性面の怪しさができてしまっていたのをまとめてカバーすることができるため単純な補完面だけを考えると完成度が飛躍的に高まったように思います(そんな気がするだけ)。
地面エースを2枚採用しているため相手に合わせてどちらかを選出したり、地面2枚を用いて攻めを多段に組み上げたりと立ち回り面での自由度も高まっていますね。
ナットレイが怪しいのでオボンハッサムや奇襲用のめざ炎持ちを採用。地面2枚で強引に攻め落とすみたいな形でも崩せないことはないはずなのでそこまで困らないはずです。

カスタマイズの効く技枠が多くあるのでメタに合わせて変えたり融通は割と効きます。

ガブリアスは砂隠れの方が好きです(ニッコリ)。

トリル雨

ポケモン 持ち物
ニョロトノ 拘り眼鏡 波乗り 冷凍ビーム ハイドロポンプ 気合玉
クレセリア オボンの実 サイコキネシス 冷凍ビーム めざめるパワー地面 トリックルーム
ジバコイル 磁石 10万ボルト めざめるパワー氷 ラスターカノン
モロバレル ラムの実 ギガドレイン キノコの胞子 めざめるパワー炎 雨乞い
ハッサム 飛行ジュエル バレットパンチ 虫食い クロバット 剣の舞
ガブリアス 拘りスカーフ 逆鱗 地震 ダブルチョップ ストーンエッジ

環境終わりで需要ないけど少し考えてみた。
雨のめざ地面クレセリアは強いんじゃないかなって思います。